通り名で道案内
一般的な街区方式の住居表示は地図の上で目的地を探すのには良いのですが、現地で住所を頼りに探すとなると右往左往で大変です。
だいたいこの辺りということが判っても、それからが大変。あっちの通り、こっちの通りとその街区を一周しないと判らないのです。
それに比べ、京都や札幌のように「○○通り××」と、通りの名前で表現できれば便利です。このような道路を基本とした道路方式の住居表示も制度としてはあるのですが、全国でほとんど採用されていません。街区方式(道路で囲まれた一団の土地)の住居方式が圧倒的に多いのです。そうはいってもやっぱり不便だという思いがあるわけです。
不便の解消を国土交通省はちゃんと施策として推進していました。その名はずばり「通り名で道案内」。住居表示とは別に、道路に通り名と位置情報を表示していこうというもの。
説明では「道路方式による住居表示は地域に不慣れな人にもわかりやすく道案内ができます」と、非常に評価しています。それならなぜ今まではそうでなかったのかは、書いていないのですが、細かいことは気にしないでおきましょう。
- [今回のほうこく]
- 3052[番号をきめるのもひと苦労]道路は主役
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