ぬかづけの食べごろは短い

ぬかづけを漬け始め、ただいま順調なのです。日本の伝統食ぬかづけについては世間でいろいろ言われていますが、ちょっとイメージが違った部分もあるのです。

いざというときは、冷蔵庫に避難

「ぬかづけ=毎日かき混ぜる」が定説となっています。ほって置くと、異常発酵してしまうわけです。そんなにあわてなくても、冷蔵庫に入れて避難させれば、1週間くらいはかき混ぜなくても大丈夫なのです。初心者は小さなプラスチック容器がよいのです。ただし、ちゃんと混ぜた方が美味しいということです。

食べ時が難しい

食べ時にぴったりあわせるのが難しいのです。深く漬かったのが好きな私の場合、きゅうりなら2晩漬けることにしていますが、毎日食べるとは限らないので、余って漬かりすぎになったりするのです。

だから意外に入手できない

ある本を読んでいると、ぬかづけ(たくわんは除く)の流通量はかなり少ないのだということなのです。スーパーに行っても、ぬかづけはほとんど見かけず、あったとしても、塩漬けきゅうりにぬかを塗りたくったような、美味しさから程遠いものなのです。
食堂や居酒屋でぬかづけを頂くことはありますが、家で漬けない限り、ぬかづけを食べる機会が無いという時代なのだと改めて感じたのです。
日本の伝統食だから、普段「食べている」気になっていることもあるのだと思うのです。若い世代がすっぱさを敬遠するというのは違うでしょう。ちょうどいい食べごろが数週間あるキムチは、酸味やにんにく臭にかかわらず、店頭にずらりと並んでいるのです。