日本でも試験飛行

枯れた技術という言い方があります。すでにトラブルが出つくしていて、そのトラブルも解決されていることを指すのです。パソコンソフトなどは、発売したては避けるようにしていますし、工業製品も初期故障はつきものです。

ボーイング社のB737は、生産開始は1967と言いますから、50年近い歴史を持ち、7000機以上が製造されてきた実績があるのです。

ボーイング737 - Wikipedia

最新の技術を取り入れつつ、現在でも現役で、日本にもたくさんの最新鋭機が就航しているのです。もちろん数多くの事故も経験済みであり、これらを克服してきた枯れた技術がそこにはあるのだろうと思われます。

B787は同じ会社が製造している新型機です。一気に新しい技術が盛り込まれていますので、初期故障の心配はあるでしょう。そこは、リスクとして差し引いても、運行費用の安さは魅力的だったのでしょう。

現在運行中のB787の半分が日本にあるということなのです。多くの部品を提供している日本でも、試験飛行しているということなのでしょう。