運転免許証が無くても暮らせる生活

[身分証明書として]

運転免許証は1枚で身分証明書になる便利なものです。持ってなかったら、レンタルビデオの会員になるにも、複数の証明書を提示して本人確認しなくてはなりません。

運転しなくなった高齢者も、簡単には返納したくありません。そこで身分証明書として使うことを想定して「運転経歴証明書制度」が改正されていたのです。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no53/oshirase_koho53.htm

その結果、返納する高齢者が増えたとのこと。

【埼玉の議論】運転免許自主返納が大幅増 代替「経歴証明書」の魅力アップで - 産経ニュース

この記事にも書いてあるのですが、シルバーサポーター制度というのがあって、運転経歴証明書を持っている人はタクシーの割引を受けられたりするようです。

http://www.police.pref.saitama.lg.jp/p0250/kenke/ps-honjyo-silversupporter.html

大変良い制度ですが、自家用車を放棄するには、ちょっと役不足です。警察だけでは限界があるのです。

[日常の足として]

費用のかかるタクシーより、安く利用できる交通機関があるほうが助かるわけです。

こういった問題に対して、「鉄道を基軸とした高次元交通ネットワーク」と称して、「鉄道を中心とし(た)交通ネットワークで、地域のどこからでも気軽に接続」と説明されている事業がありました。

平成27年4月1日より運行を引き継ぐ「京都丹後鉄道」です。

京都丹後鉄道(丹鉄/TANTETSU)

  • バス・タクシーだけでなく、レンタサイクルまで
  • 住民だけでなく、病院の利用者まで
  • 若い人の雇用創造まで

いろいろ総合的に含まれるのです。これなら運転免許証を返納しても、不便なく生活できるかもしれません。

[参考ページ]
[最小の構成] 農村にも都市の機能が必要