敵に塩を送らないよう

kita20042007-04-02

与党勢力が独走しているような時、野党第1党への投票がその独走を抑える役割となると考えるわけです。与党の候補よりも少ない数であっても、野党議員が当選することもあることですから、無駄な投票と悲観する必要はありません。

[組織の流れ]投票用紙の流れではこんなお話をしましたが、地方議会は対立する2集団という簡単な構図ばかりではないので要注意です。そういえば在住の県・市の議会でどの党が多数はなのか知りません。よって対抗勢力がどこなのか知るはずがありません。

こんな勉強不足の状態で、選挙宣伝カーの美辞麗句を聞いてしまうと、うかつに「なるほど」と思ってしまいます。単なる名前の連呼だけでも、投票用紙に各時点になって、つい「知った」名前を書いてしまうかもしれません。不用意に書いた候補者が当選し、思った通りの活動をしてくれないこともあるでしょう。

投票行動はよくよく考えないと、多数派(与党)に有利です。勉強不足だと自分の不本意な方に投票したのと同じ行動となってしまうのです。

  • 無投票や白票だと、組織票のある党に対するプレゼントになってしまう。
  • いい主張をする与党候補に投票したら、党の拘束で、主張を曲げた。
  • いい主張をする無所属候補に投票したら、議会で発言する機会がなかった。

いずれも、多数は(与党)を応援したことになるわけで、わざわざ強い相手に「塩を送って」しまわないよう、注意したいものです。