論理的な文章を目指して
流れのヒントのコンテンツでは[伝える技術] たったひとつのことを伝えるために等と、立派なことを言っているのですが、「論理」をまともに学んだことはありません。論理学の本を覗いてみると数式の羅列で、心理的バリアが高いものなのです。そんな中でわかりやすい入門書を見つけ感動しましたので、ご紹介します。
- 作者: 小野田博一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ソフトな感じのさし絵で、中学生や高校生が人生を考える本と勘違いしてしまいそうな装丁ですが、内容はむしろビジネスマン向きでしょう。
タイトルの通り、13歳から難なく読める内容です。大人が読んでも役に立つものだと思います。特に後半の「論理的な文章を書こう」のチャプターは、うなづける内容です。私の主張である「言いたいことはひとつだけ」という主張はもちろん、日本語の文章に論理性に欠く文章や思考が当たり前のようになっている現実にも触れられています。
本では実例が挙げられていませんが、一般的に名文だと信じられている文章であっても、論理的に問題がある場合があるでしょう。例えば「新聞第1面のコラム」や「起承転結の文章構成」などは疑わしいと思うのですよ。