分析結果の意味を考える

子ども人口時計では過去の統計を分析して、このままの減少率で推移すると約千年後に子供が1人になってしまうと警告しています。子供が1人になるよりずっと前に日本自体が危機でしょうから、千年後を語るところに胡散臭さを感じるのです。

人口減少を数値的に表現する分析方法の提示が目的だったようです。それならグラフにして、「子供が今の半分になるまでの年数」とか「100年後の子供の人数」がわかる方が実感としてすんなり受け入れられたと思うのです。

「算出してみたらこうなりました」という態度は、専門家同士の情報交換として有効かもしれませんが、一般に公開するには説明不足です。こうやって考える機会が出来たのですから、「子ども人口時計」の目的達成なのかもしれませんが。

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120516t15009.htm
日本の子ども人口時計(Child Population Web Clock)