キッズ携帯がキッズ携帯普及の足かせだと思う

お金持ちのご令嬢の誘拐で、携帯電話により位置を絞り込むことができ、捜査に役立ったとニュースでやっていました。画期的なことですよ。仮にGPS機能が無くても、基地局とは定期的に交信しているのですから、電源を切らない限りかなり地域は特定出来るでしょう。

小学生を持つ親としては、登下校時に持たせたいところです。しかし小学校では基本的におもちゃと同列に扱われ、禁止だというのです。

学校もいろんな事情があるでしょう。お金がかかることですから、携帯電話を持たせることを推奨するわけにもいかないでしょう。持つ子供と持たない子供の差が助かる助からないの差になっても困ります。

しかしキッズ携帯自体が輪をかけて、禁止したくなる「おもちゃ」であるのも問題です。よせばいいのに、楽しい機能がいっぱい付いているのです。キッズ携帯はおもちゃだと言われても仕方ありません。

普通の携帯電話でも子供用の保護機能は付いています。「親子電話+GPS発信器+防犯ブザー」くらいにまで低機能にすることが出来ます。これならおもちゃとはいえないでしょう。

子供専用機でないと売りにくいというのであれば、ご老人向け「簡単S」にGPS発信器をつければいいのです。子供が「欲しがらない」商品でないと学校への持ち込みを要望するわけには行かないのです。

ランドセルの中にお守り代わりの携帯電話。学校も快く認めてもらえるよう、商売抜きで考え無ければなりません。