先日行われた東京マラソン2007の走行ルートを見て、なるほどと感じたわけです。
東京の概念図というと、皇居を中心とした同心円とそこから広がる直線で構成されるものをよく見かけます。電車なら山手線を中心にJRや私鉄を問わずたくさんの路線が延びています。道路網なら首都高速道路の環状線が皇居の周りをぐるりと一周し、やはり放射状に路線が延びています。
ところで走行ルートは、銀座を中心とした十文字。かつては十文字の交差するあたりに都庁がありましたが、今は左の端の新宿に移りました。超高層庁舎から東側を望み、東京湾に向かって走ろうというのでしょう。
こんな概念図を見ると丹下健三氏の「東京計画1960」を思い出してしまうのです。