疏水百選

東京には立派な上水があったと感心したので、ひさびさに京都行った際、京都の上水に訪れてみました。関西育ちですから、「琵琶湖疏水(そすい)」「インクライン」「哲学の道」とそれぞれの断片的な知識はあったのですが、一連の流れとして意識はありません。インクライン(船を引き上げるためのレール付坂道)と哲学の道の間にある南禅寺に「水路閣」という西洋風の水道橋があることも知りませんでした。琵琶湖疏水の建設は明治のこと。よくこんな違和感のある構造物の建設が許されたものだと感心します。お墓があるとかで、トンネルが掘れなかったので、橋をかけたとか。

ところで、「疏水」という言葉を聞いて、私は琵琶湖疏水しか連想しないのですが、農業用水の分野では一般的なようです。「疏水百選」が選ばれるなど全国津々浦々にあるようです。ちなみに「琵琶湖疏水」は入っていますが、「玉川上水」は入っていません。現役を引退したからでしょうかね。

[参考サイト]
疏水名鑑
疏水百選はそれぞれの写真や説明がわかりやすく掲載されています。