商品のダウンサイジング

「二つまとめて値引き」とか、「お値段すえおきで増量しました」でよけいな分を買わされてしまうのは考えものです。だから100円に納まるように商品開発をするとか、100円になるように野菜を切って調整する等といった100円ショップでの工夫はすばらしいと感じていたわけです。
原材料費高騰の影響で、食品の値段が上がっている様です。高いと買い控えるため、値段を据え置いて、量を少なくすることで対応している様です。今朝、食卓に並んだ、マーガリンやチーズが一回り小さくなっているのに気づき、感心したところです。
そもそも、小さなものを買おうと思ってもなかなか買えないのです。小さめのマーガリンと得用のマーガリンがほぼ同じ値段で並んでいるのです。ちょっとだけ得用のマーガリンの方が高いのですが、明らかに小さめのマーガリンは割高です。そんなわけで売れ筋となる得用の商品を買ってばかりで、冷蔵庫が一杯になるのです。
だから実質値上げとはいえ、商品のダウンサイジング自体は歓迎するのです。
しかしそれも時間の問題で、一部の商品の値上げが始まると連鎖的というか便乗というかで、値上げが当たり前になってしまいます。そうこうしている内に、買い渋りが起こり、その対策として値引きとなります。売り上げを減らさないために「二つまとめて値引き」とか、「お値段すえおきで増量しました」が始まるわけです。
必要な量だけ買うということがなかなか難しいものです。