生活できる公共交通と公共住宅

ナショナルミニマムの思想のもとに、どんな僻地へも、1時間に1本のバスサービスを実現する」などと言ってしまうと、実現はまず不可能ということとなり、まったく手をつけられなくなってしまいます。

「どの地域でも」という言葉を、「どの市町村でも、1時間に1本のバスサービスがあり、公共住宅はバス停留所の徒歩圏にある」という目標にすれば、比較的容易に実現できそうです。

つまり、生活に困窮したので入居したが、車がないと買い物にも行けないというような公共住宅では、機能を果たしていないわけです。

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051401000586.html

車がぜいたく品かどうかという議論はさておいて、維持費、燃料費を考えると車を持つことは相当な負担です。車を持たなくてもすむことは、大切なことだと考えるのです。