身近な想定外

私たちが普段利用している道路の側溝に流すことが出来る雨の量には限りがあります。たいてい5年に1度、あるいは10年に1度の大雨を想定して、側溝の断面積が決められており、それを超えるとあふれてしまいます。それが想定外。
10年に1度は道路が冠水しても仕方がないとあきらめるしかありません。

重要な河川になれば、50年に1度、100年に1度、200年に1度とだんだん大きな雨にも対応できるようにしているわけですが、やはり想定外があるわけです。

「想定外は想定していません」などという人は、「私は正直者」と自ら言っているようなものなのでしょう。

[参考サイト]
福島県ホームページ - 組織別 - 1 津波浸水想定区域図
地震震源が想定より陸地に近かったり、想定を超える津波が来襲するなど、条件が異なる場合には、ここで示した時間より早く津波が来襲したり、遡上高が高くなったり、浸水範囲が広がる可能性があります。」と、想定外があることはちゃんと書かれています。