絶版本の価格

再販制度で、本屋の本はいつも定価で購入が当たり前。割引がない代わりに、店頭に並んでいなければ、注文すれば定価で購入できます。取次ぎ店からの送料というものは定価の中に含まれているということでしょう。
アマゾンであっても、送料無料ということになっているので、定価より高くなることは無いと思っていたのです。

ところが、一旦その仕組みから離れると、価格は市場の波にさらされてしまいます。この度、販売を終了した本を購入することになったのですが、結局取り寄せの送料が必要になってしまいました。書店チェーン店に行ったところ、最寄の店舗には在庫が無くなってしまっていたのですが、他の店舗にはありました。ここで無料で取り寄せてもらえるとばかり思っていたら、そういう仕組みでは無く、その遠くの店舗より自宅に宅配するという仕組みなのです。

かといって、中古市場でも同様で、アマゾンで調べてみるとその本につけられた価格はほぼ定価+送料でしたから、結局定価で入手できないのでした。

衣料品や家電などは、他店にある商品を取り寄せるのに、費用は生じないということに慣れていたので、ちょっと意外な印象を受けたのでした。